タクシー(ソウル)

韓国のタクシーは色によってサービスの違いが表されます。一般タクシー(灰色、オレンジ色など)は基本料金が適用され、ほとんどの都市や地域で容易に利用できます。また、モデルタクシー(黒色)はより高級なサービスを提供し、広い空間や無料Wi-Fi、プロのドライバーなどを提供します。さらに、女性専用タクシーサービスもあり、女性の乗客がより安全で快適に移動できるようになっています。すべてのタクシーで現金、クレジットカード、交通カードを使用して料金を支払うことができ、ほとんどのタクシーは呼び出しサービスを通じて予約することができます。

タクシー(ソウル)

韓国のタクシーって?

韓国のタクシーは、日本のタクシーと似ている部分もありますが、いくつか異なる点もあります。以下に韓国のタクシーについての詳細を説明します。

おすすめポイント

1. 日本のタクシーより安価 2. アプリで簡単に呼ぶことができる 3. ムダな体力を使わずラクに移動可能

こんな人におすすめ

1. 極力歩きたくない人 2. 韓国語がある程度できる人 3. 数人で利用する人

ソウル市内のタクシーの種類

利用頻度の高そうなタクシーをピックアップしてご紹介!

一般タクシー(3色)

一般タクシー(3色)

最も一般的なタクシーで料金もお手頃

  • オレンジ・シルバー・ホワイトの3色
  • 値段は安いが、運転が荒い場合がある
  • 外国語は通じずサービスもそれぞれ

模範タクシー(黒)

模範タクシー(黒)

料金は少し上がるがサービスが一流

  • 無事故でドライバー歴10年以上の運転手
  • 広々とした座席と質の高いサービス
  • 日本語など外国語可能なタクシーもある

国際タクシー(白・黒)

国際タクシー(白・黒)

日本語対応OK!ソウル市公式で安心

  • 空港から固定料金制でメーターの心配なし
  • 車体の「International Taxi」が目印
  • 24時間前までに予約する必要がある

※国際タクシーの予約方法:ご利用の24時間前、ホームページから予約するか、Eメール reserve@intltaxi.co.kr、コールセンター(1644-2255)から予約することもできます。または空港の専用デスクでも、予約不要ですぐにタクシーを手配してもらえます。

タクシーの料金

項目一般タクシー模範タクシー/国際タクシー
基本料金4,800ウォン(1.6kmまで)7,000ウォン(3kmまで)
追加料金(距離料金)100ウォン/131m200ウォン/151m
追加料金(時間料金)100ウォン/30秒200ウォン/36秒
午後10時~11時・午前2時~4時20%割増20%割増
午後11時~午前2時40%割増20%割増
ソウル市内⇔ソウル市外20%割増20%割増

※利用料金や料金は変更される場合がございますので、最新情報はお客様自身でご確認ください。

タクシー乗車の簡単6ステップ

1. タクシーを探す

1. タクシーを探す

まずはランプをチェック

  • 運転席のモニターが「빈차/空車」の赤いランプなら乗車可。「예약/予約」の緑のランプなら乗車不可
  • タクシー乗り場や通りを走るタクシーなど、空車なら手を上げればすぐ乗車できる

2. タクシーに乗る

2. タクシーに乗る

タクシーが止まったらすぐ乗る!

  • 手動ドアなので、ドアが開くまで待っていると「乗る気がない」と勘違いされる
  • 大きな荷物がある時は、「트렁크 열어 주세요!(トランクを開けてください)」と伝える

3. 目的地を伝える

3. 目的地を伝える

行先は正確に伝える

  • 必ず韓国語で書かれた住所が必要
  • 目的地が書かれたメモやスマホ画面を見せると間違いなく正確に伝わる

4. メーターの作動を確認

4. メーターの作動を確認

運転手がメーターを作動させたか確認

  • 最近はGPSと行き先設定を自動計算するアプリ式メーターなので、これも確認が必要
  • 通常のメーターの場合も、メーターが正常に作動しているか確認

5. 支払う

5. 支払う

メーターに表示された金額を支払う

  • 支払いは、「現金・クレジットカード・交通カード(T-money)」が可能
  • 領収書が必要な場合は「영수증 주세요!(領収書を下さい)」と伝える

6. タクシーから降車する

6. タクシーから降車する

忘れ物のないかしっかり確認!

  • 後で忘れ物に気づいたときやトラブルがあった時のため、車両番号を控えておく
  • タクシーを降りる時は、ドアを閉めることを忘れない!

※ これらのステップを覚えておくと、韓国でのタクシー利用がとても簡単になります。

タクシーのよくあるトラブル

乗車拒否

乗車拒否

金曜・土曜の終電後は乗車拒否率高め

やっとタクシーをつかまえても、近距離の場合だと乗車拒否されることも。乗車拒否は法律違反ですが、いまだに起こっているのが現状です。

ヒント:深夜であれば飲食店などで呼んでもらったり、「カ카オタクシー」などのアプリ利用がおすすめ

ぼったくり・遠回り

ぼったくり・遠回り

少数だが観光客を狙うタクシーもある

近年はそういった被害が少なくなっていますが、まだ残っているため注意が必要!おかしいと思った時はできるべく早く下車し、車のナンバーを覚えておいてください。領収書をもらっておきましょう。

ヒント:乗車前にアプリで目的地と料金の目安を確認すると安心

料金交渉

料金交渉

交渉で値段を決めるのは違法タクシー

料金は交渉制ではなくメーター式です。「交渉」してくる場合は違法タクシーなので、料金交渉には応じる必要はありません。毅然とした態度で断りましょう。

ヒント:料金は必ずメーターで確認。そんな時は他のタクシーを利用しましょう

おつりの問題

おつりの問題

運転手が小銭を持っていないことも

韓国はカード文化なので、現金払いの際に小銭が不足していることがあります。おつりを受け取れない場合は、お釣り不要の支払い方法(クレジットカード・交通カードの利用)がおすすめです。

ヒント:クレジットカード・交通カードの利用が一般的

韓国でタクシートラブルが発生した場合、争わず人通りの多い場所で降車しましょう。「車のナンバー」「時刻」「領収書」を含むトラブルの情報を控えることはその後の対応に役立ちます!

トラブル時の連絡先

困ったことがあれば、ここに相談!日本語での対応が可能です。

警察・観光公社

警察(112番)または韓国観光公社観光苦情申告センター(1330番)に相談

タサンコールセンター

年中無休で9:00~22:00まで利用可能。局番なし120(ソウル市外から02-120、日本からは+82-2-120または+82-2-731-2120へ)

※旅行中、トラブルにあった時はまずここに相談。電話での通訳も可能 / 費用は通話料のみ

韓国人はこれ一択!「カカオタクシー」

タクシーを道でつかまえるのはもう古い!今はアプリで簡単に呼べちゃう!ぼったくりなし!韓国語で会話する必要なし!これが一番おすすめです。

1. トラブルを最大限避けられる

1. トラブルを最大限避けられる

ぼったくり・乗車拒否・遠回り "なし"

  • アプリ内で出発地・到着地を入力すると、目的地までの「ルート・金額・所要時間」を表示してくれます。
  • 車両の移動距離に応じた料金が自動的に計算されるため、不正請求の心配なし。
2. 韓国語ができなくても大丈夫

2. 韓国語ができなくても大丈夫

行き先を運転手に直接伝える必要なし

  • 目的地が自動で運転手に送信されるので、乗車しても何も伝えなくてOK!
  • タクシーに乗る時の最大のハードル「運転手と韓国語で会話する」が不要。
3. 信頼度が高く、操作もシンプル

3. 信頼度が高く、操作もシンプル

運転歴や車両の安全性を厳密に審査済

  • 目的地は韓国語か英語、または電話番号での検索が可能。
  • 事前に運転手さんの顔と車のナンバーが表示されるため安心。

よくある質問 Q&A

Q

1. タクシーによってサービスや値段が違う

オレンジ・シルバー・ホワイト色は一般タクシーで、日本語は基本的に通じず、サービスは運転手によって差があります。高級感漂う黒色のタクシーは、日本語が通じることが多く、サービスが良さが特徴。一般タクシーより少し高いため、「ぼったくられた!」と勘違いしないようにしましょう。

Q

2. ドアの開閉は自分でやる

韓国のタクシーは、日本と違い手動で開け閉めするドアです。乗車時ドアが開くまで待っていたり、降車時ドアを閉めずに行ってしまわないよう十分に注意しましょう。また、降車時は後ろからオートバイがすり抜けることがあるので、後方を確認してから降りましょう。

Q

3. トランクの荷物の出し入れも自分で!

大きなスーツケースや大量のお土産などの手荷物はトランクに入れることが可能なので、運転手に一声かけましょう。しかし、運転手が手荷物の出し入れを手伝ってくれることはほぼなく、自分で出し入れします。また降車時も忘れずに、トランクを開けてもらうよう運転手に頼みましょう。

Q

4. 「アプリでタクシーを予約する」のが主流

便利なだけでなく、乗車拒否やぼったくりなどの防止になると、韓国で瞬く間に浸透し今や主流となったタクシー配車アプリ。中でも韓国で一番主流なのは、「カカオタクシー」。特に安全性を重視しており、車両の位置情報や乗車状況がリアルタイムで管理されています。料金の支払い方法は現金やカード決済など、複数の方法から選ぶことができ、移動距離に応じた料金が自動的に計算されるため、不正請求を受ける心配がありません。

Q

5. 深夜・早朝はタクシーがつかまらない

ソウルでは、金曜日や土曜日などの深夜・早朝は、タクシーが本当につかまりません。道でつかまえるのは最初から諦めて、「カカオタクシー」などのタクシー配車アプリを利用する方が得策です。また、深夜・早朝の時間帯は「通常よりも20~40%割増料金」となります。

Q

6. 忘れ物をしないよう細心の注意を!

車内に忘れ物をした時は、利用したタクシーが分かる場合はそのタクシー会社に問い合わせましょう。会社が分からない場合や韓国語に不安がある場合は、ソウル市が運営する外国人電話サービス「タサンコールセンター」や、韓国観光公社が運営する「観光案内電話1330」に問い合わせると、日本語での相談が可能です。領収書は必ずもらうようにし、「タクシーを利用した日・時間・乗った場所と降りた場所」を伝えるようにしましょう。

Q

7. 必ず領収書をもらって!

領収書には、車のナンバーなど様々な情報が書いてあるので、何かトラブルがあった時にかなり役に立ちます。たとえば、忘れ物をした時に早く特定できたり、ぼったくりなら会社に電話をして領収書の情報を伝えると返金してもらえます。とにかく貰って損はないので、必ず領収書を貰うようにしてください。

Q

8. 出退勤時間は渋滞する

朝は8〜9時頃、夕方は17時〜20時頃までとにかくソウル市内の道路は渋滞します。この時間帯は、地下鉄を利用するのがもっと早くて安いのでおすすめです。